近年では、ペットを買うことが珍しくはなくなってきました。一人暮らしの方でも、マンションなどで飼うこともあるくらいです。ペットロスという言葉もあるくらい、ペットは私たちの生活に浸透し、家族同然、大切な存在になりました。
ペットといっても、代表的な犬や猫だけではありません。ペットの種類はさまざまで、ハムスターや爬虫類など、小さなものを飼っているという方もいます。
今回は、そんななかでも「うさぎ」を取り上げます。うさぎもペットとして、人気があり、その愛らしい姿に癒やされることもあるかと思います。しかし、悲しいことにペットとは、いつかお別れがくるもの。うさぎが亡くなったら、どうすればいいか見ていきます。
ペットとしても人気のうさぎ
一口にうさぎといっても色々な品種がいます。品種によって、見た目だけではなく性格や飼いやすさも違います。
自分自身にピッタリな友達になれるうさぎを見つけて、最期までしっかりと責任を持ってお世話をしたいものですね。数ある品種の中から、3種類をご紹介します。
- ミニレッキス
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日本ではまだメジャーではありませんが、アメリカでは短毛で光沢のあるビロードのような見た目を競い合ううさぎのコンテストも行われているといいます
2キログラムに満たない大きさです。飼いやすい大きさといえるでしょう。姿はこれぞうさぎ!といったかわいらしさが人気を博しています。
一緒に遊ぶことができるほど、人に懐きやすいのが特徴です。短毛なところがお手入れも楽なので人気の1つです。毛並みのさわり心地はビロードのようです。触りだすとやめられなくなってしまうかもしれませんよ。
- チンチラウサギ
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うさぎの中で、トイレのしつけが簡単にできてしまうのがチンチラウサギです。起動哀楽の感情表現も豊かで、飼い主の声も聴き分けてくれるといいます。
賢く、頭の良さはうさぎの中で随一と言われています。一般的にウサギを懐かせたり、しつけをするのは大変だといわれているのですが、その難点をチンチラウサギの賢さがカバーしてくれるかもしれません。赤ちゃんの頃からお世話をして、愛情を一身に注ぎましょう。すばらしいパートナーとしてあなたの毎日を輝かせてくれるはずです。
- ネザーランド・ドワーフ
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ピーター・ラビットのモデルともなった有名なうさぎです。ウサギの中で小さ目の部類です。そして最もペットとして人気の高いうさぎです。性格が人懐っこく、人とのスキンシップを好むため甘えてくるところがとてもかわいいです。
ご紹介したのはほんの一部ですが、うさぎはペットとしてリーズナブルでもあるので、人気が高まっています。種類によって性格が違ったりといった特徴があるので、好みのうさぎを飼うと、より愛着がわきますね。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
うさぎの寿命
どんな動物にも寿命があります。大切にお世話をして仲良くなってからの最後のお別れはつらいものです。
うさぎの寿命は、短いものでは5年、長くても10年ほどだといわれています。病気などになってしまえば、5年よりも短いかもしれません。
長生きさせるには
世界最長寿のうさぎはなんと18年。ギネス記録に載っています。
飼育環境や医療の発達の影響で、うさぎの寿命も延びつつあるようです。品種によって大きな違いはありませんが、飼い方で差が付くとなると押さえておきたいポイントですね。
- 骨折を防ぐ
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うさぎは骨がもろい傾向にあるようです。走り回っている場所の環境が安全であるかどうか確認し、抱っこしたときの力加減には気を付けてあげるといいでしょう。
- ストレスを減らす
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うさぎはストレスを感じやすい草食動物だといえます。飼い主とのコミュニケーションが不足すると、食欲不振になることもあるようです。さみしいと死んでしまうというのは本当のようですね。ストレスは病気にかかる原因の1つでもあります。コミュニケーションをしっかり取って安心を与えてあげてくださいね。
- 食事管理をしっかりする
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年齢に合わせた食事サポートがうさぎの健康においても大切です。太らせすぎないようにも気を配りたいものです。与えるエサにはできる限りこだわって、長生きできるようにしてあげましょう。
うさぎが亡くなったらしてあげたいこと
大切にしていたうさぎが死んでしまった。つらいですね。その時は突然やってくるときもあれば、見送りながら穏やかに…という場合もあるでしょう。目はつむっていますか?
生き物は死ぬと、身体が固くなります。死後硬直が始まるからです。数分経つと硬直は顕著なものとなり、体勢を変えてあげられなくなります。目が開いたままになっている場合は、体温が冷め切らないうちに、やさしく瞼を下してあげましょう。
うさぎは死んでしまうと、多くの場合、筋肉が弛緩して体が伸びます。足が伸びっぱなしになることが多いようです。
死後、どれだけ時間が経っているかによって力の入れ加減は変わりますが、身体を自然な形に整えてあげましょう。そうすることで見た目も安らかに箱や棺にも入れやすくなります。
箱や棺の中に花を添えてあげてもいいでしょう。腐敗はすぐに始まりますので、涼しいところに遺体を安置します。夏などは特にお腹や頭の部分に保冷剤をあててあげるなどして、腐敗を抑えることも大切です。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
うさぎが亡くなったら火葬?埋葬?
人とは違って、死後どのように処分するかは飼い主の判断に任されています。寿命が近付いていると思われたら、準備も兼ねて自分自身はどのように弔ってあげるのか考えておくことも大切です。
- 火葬
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一般的には火葬を行うことが多いようです。自治体に依頼する方法と民間業者に依頼する方法があります。
自治体を利用するメリットは、料金が安いということです。ただし火葬に立ち会うことはできません。当然、お骨を手元に残すことができないという点は覚えておきましょう。
民間業者に依頼すれば、サービス内容を自分の望む条件で選ぶことも可能です。火葬に立ち会いたい、お骨を手元に置いておきたいという希望に沿うものや、お焼香もできるというような、お寺での供養を提供しているところもあるようです。
うさぎは、ペット霊園に納骨できるようにもなってきました。ペットの専用の納骨堂ですので白い目で見られることはありません。安心ですね。料金はかかりますが、自分が納得できることが一番です。
- 埋葬
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埋葬では、埋めた後猫などに掘り起こされることがないようにかなり穴を深めに掘らなければいけないこともあり大変でしょう。穴が浅いと、臭いが地上に漏れてきてしまう可能性があるからです。1メートルは最低でも掘っておく必要があります。
埋葬を行う場合は、遺体を埋めるのに迷惑にならない自宅の家の庭などを選ぶ必要もあるといえます。
最近では、単に火葬や埋葬をするだけで終わらせるのではなく、ペット供養やペット葬儀を行う、行いたいとしている飼い主さんが多くなってきています。ペットを家族の一員として生活を共にしている人が多くなるにつれて、ペットロスになり長く悲しみを手放せないで苦しんでいる方もいらっしゃいます。
人と同じように、うさぎも供養や葬儀を行うことで気持ちの整理が付きやすくなるかもしれません。
まとめ
- 死後硬直はすぐに始まるので、身体を自然で楽な形に治してあげましょう。
- 瞼を閉じて、安らかな寝顔にしてあげましょう。
- 火葬か埋葬か決めてあげましょう
- 火葬の依頼は、自治体にするか民間業者にするか選びましょう
- 自治体火葬と民間業者の火葬のメリットとデメリットを理解し、希望にかなう方を選びましょう。
- ペット供養・ペット葬儀を行うことで気持ちの整理が付きやすくなるかもしれません。